練習時間が無いからと言ってウクレレをあきらめる
シニア世代の方々が定年退職し、やっと時間ができたと思っても再就職、両親の介護や家族・自分の健康問題などに時間がさかれてとてもウクレレなどの趣味に時間などに割くことは出来ないと思われる方が多いと思います。ましてや現役世代の方々は仕事やお付き合い、アクティブな他の活動などに忙しくささやかなウクレレに目を向けていただくことすらありません。
しかしよく考えてみると「時間が無い」のではなく「心の余裕」がないこともあります。家族の介護のため自分の好きなことを犠牲にされる方も多くいらっしゃいますが、一方寝たきりのご主人を自宅で介護しながらウクレレを楽しむ方、重度の障害を持つ娘さんを抱えながらウクレレを楽しむ方が私のサークルにはいらっしゃいます。
こういった方々は「自分を高めるもの」(それがたまたまウクレレだったとして)を生活の中に組み入れて楽しく過ごされています。
リンダ・グラットンさんとアンドリュー・スコットさんの有名な著書「LIFE SHIFT」によれば人生100年時代において私たちは時間貧乏になるのではなく、時間を再創造(リ・クリエイト)しマルチステージの人生を創造すべきと述べておられます。
人生100年時代、時間を再創造し「自分を高めもの」それがウクレレであれば是非「ウクレレ」の世界に足を踏み入れましょう。
自分に合うウクレレの先生がいないとあきらめる。良い先生とは?
ネットで「ウクレレ教室」と検索するとたくさんの教室がヒットします。またYouTubeでもウクレレの奏法を教える動画が氾濫してます。調べれば調べるほど情報過多になり結局しっくりくるものが無く、どれも一緒でよくわからない状態に陥ります。
そこで分類してザックリ特徴をまとめますとそれぞれにメリット・ディメリットがあります。
① 大手楽器店が主催するウクレレ教室
*大手楽器店の選別によって一定の音楽性のある先生と指導マニュアルにより
きっちりと指導してもらえるので間違いは少ない。
*大手楽器店に対する信頼がある。
*家の近くにない場合がある。
② 個人が運営するウクレレ教室
*その先生の専門性や教える内容に大きく左右される(合う合わないが大きい)
*少人数または個人レッスンで1対1に近い指導を受けることが可能。
③ 地区センターや公民館でサークル形式によるウクレレの集まり
*家の近くで比較的低価格でウクレレを楽しめる。
*人間関係が形成されている中に入りづらい時がある。
④ YouTubeなどのウクレレ指導動画
*いつでも無料で動画を見て気楽に練習できる
*動画の内容が断片的で体系的でないことが多い。
と、分類はできますがそれでも実感を伴わないのでよくわかりません。皆さんにとって良い先生なのかどうかは習おうとする方との人間的な相性や音楽グレード、自宅からの距離・時間、月謝など多くの要因がありますからね。
そこで様々な要素は横に置いておいて「良い先生」とは?と問われたときに以下の3点が満たされる先生が「良い先生」である最低限の要素かと私は考えます。
良いウクレレの先生とは
(1) 長くウクレレの先生を続けている方(=長く生徒さんに選ばれ続けている)
(2) 3ヶ月後、1年後、3年後、とあなたを導いてくれるビジョンのある方。
(3) ウクレレの楽しさを教えてくれる方。
あなたがウクレレの先生に会われたら「何年先生をされてますか?」「1年後私はどれくらい弾けるようになってます?」「ウクレレの楽しさとはなんでしょうか?」と質問してみて下さい。しっくりくる答えが返されれば迷いなく門をたたきましょう。
金銭的余裕がないからあきらめる。ウクレレにお金をかけたくない。
他の習い事や出費があるので「金銭的余裕がない」とか「ウクレレの先生がごときに月謝を払いたくない」という方はお金を使わずにウクレレを楽しむ方法があります。特に地方都市の方は身近にウクレレの先生がいないという方もいらっしゃると思います。
このような方にとっておきの方法をお教えしましょう。
まず自分の友達やまわりの人に「ウクレレ研究会(名前は何でも良いです)」参加を呼びかけます。するとウクレレやってみようかなという酔狂な人は何人か必ずいます。また、公民館や行きつけのお店、クリニックなどで手作りポスターを貼ってもらいます。もちろんSNSを活用してもいいですね。そこで集まったメンバーで市販の教本をベースに「研究?」を始めます。わからないところは教本のCDやDVDまたはYouTubeで補いながらレパートリーを増やしていきます。演奏をYouTubeに公開し世界デビュー(?)を計るも良し、たまには特別に電車に乗って都会のライブハウスのオープンマイクで腕試しをするも良し。地域の演奏会や忘年会で腕前を披露し充実したウクレレライフを楽しむことも出来ます。
まずは身近なことから始めてみましょう
工夫次第でお金をかけずにウクレレを楽しむことは出来ます。
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