先入観にとらわれない。赤子の心で取り組む
学生時代の音楽に対するトラウマを背負っている方や音楽とは難しいものだという固定観念に縛られている人、男の方に多いのですが音楽理論との整合性がとれないと前に進めない方などは重たい荷物を背負って山道を登っている修験者のようになかなか前に進めません。一方何も考えないで素直にウクレレに取り組める人はすんなりと前に進むことが出来ます。
司馬遼太郎の坂の上の雲の小説の中で東郷元帥の晩年の言葉として「人は長く生きていると船と一緒で蛎殻がついてしまう。蛎殻を落としなさい。」という場面がありますが、余分な先入観を捨てて素直にウクレレに取り組みましょう。子供がいろんな事に容易く上達できるのは「赤子の心」で物事に取り組む事が出来るからです。
余分な先入観を捨てて「赤子の心」でウクレレに取り組みましょう。そうすればウクレレが楽しくなりどんどん上達しますよ。
人と比較しない
私のサークルでたまにこんなことを言って退会する人がいます。
「私はとても皆さんのように弾けませんのでサークルを辞めさせていただきます」
こうおっしゃてくる方に対して私は残念ながら退会を引き留めることはいたしません。それはこの方が大きな間違いを二つもされているからです。
① 「皆様のように」弾くのではなく「自分が自分であるように弾く」ことが一番大切なことです。
② この方は人との比較でないと自分の立ち位置がわからない方で、優越感、時には劣等感で自分を定点観測して生きている方かもしれません。
ですがこう言っておられる方の本当の理由は「皆様」との人間関係がうまくいっていないことが多いのですが・・。
私のサークルでは20歳代から80歳代の方が一緒にウクレレを練習しています。皆さんが一応に上達するように運営していますが、やはり芸事ですので上達のスピードには差が出ます。でもだからといって能力別に練習サークルを分けるようなこともせず技量の差を差としてみんなで楽しく練習しています。
人との比較ではなく、自分が自分であるように弾けばそれでいいのです。それがウクレレの良いところです。
人とともに歩める人が上達します
一人で練習しているとほんの些細な悩みが解決されずにそのことを引きずりながら先に進めずにそのうち練習がおっくうになって楽器をタンスにしまってしまうようなことが起こります。
ところがみんなで一緒に練習していると些細な悩みをアドバイスして解決してくれる人がいたり、「私も同じことで悩んでいるのよ」と言われて悩みが解決しなくても安心し練習を続けられたりします
一人で練習していて「俺はウクレレが弾ける」と天狗になっていてもみんなで練習してみるとリズム感が全然出来ていない事に気付く事や我流になっていて基礎が出来ていないことに思い知らされる事もあります。
みんなで練習することのメリット
*悩みを共有できる。たまに誰かが悩みを解決してくれる。
*自分が弾けないところは誰かが弾いてくれる。(こういう考え方のことを「ウクレレ他力本願」といいウクレレが弾けない方への一種宗教的境地での心の救済となります笑。)
*みんなが全然弾けてないと自分も弾けていなくてもいいんだと安心できる。
*何回かに一回ちゃんと弾けるとみんなで感動できる。
*ウクレレが弾けなくてもみんなの世話をしたりムードメーカーになって楽しめる。
*みんなとワーワーやっているとそのうちウクレレが上達してくる。
ウクレレをみんなで練習しましょう。そうすれば自然と上達しますよ
目次を参照し他の記事を閲覧する
コメント
COMMENT