人前で演奏することをためらわない
「人前で弾くなんてとんでもない」という方がたくさんいらっしゃると思いますが、私たちのサークルでは年2回春には演奏を動画収録してみんなと共有し、秋には大きな会場を貸し切って人前で発表会をいたします。また地域のお祭りイベントやデイケアでの演奏など積極的に人前で弾く機会を設けています。
ところが人前で演奏すると緊張してしまい練習の成果が全くでないものです。また、人から見られていると感じると自分のウクレレ演奏の問題点がすべてあらわにされるように感じて固まってしまいます。
それでも人前で演奏するべきです。家で10時間練習するより人前で3分演奏する方が勉強になります。上手にならないうちはこっそり練習し上達したら人前に出ようと考えるのではなく、下手で未熟なうちから人前で披露して批判され努力するうちに上手になるといにしえの教えがあります。(吉田兼好「能を付かんとするひと(第百五十段)」)
みなさんもいにしえの教えに従ってどんどん人前で演奏しましょう。
人前で演奏すると一緒に演奏したメンバーと緊張を共有でき、成功や失敗体験を積み重ねながらメンバー同士の交流を図る楽しさも知ることができます。演奏会が終ってからの二次会は楽しいものですよ。
自分のウクレレ演奏に価値を見いだしたとき
自分の演奏を人前で披露したときに聴衆から思わぬ手拍子をもらったり、アンコールと言ってもらえたりすると本当に励みになりますよね。また、デイケアなどの敬老施設で演奏してお年寄りから「また来て下さいね」と声をかけられてもらえたりすると本当にうれしいですね。自分のウクレレ演奏で誰かに喜んでもらえたりすると練習に対する身の入れ方が変わってきます。
そうすると演奏でどうすれば聴衆の方と一体感が出るか、またデイケアでお年寄りが喜んでもらえる演奏は何かをみんなで考え、演奏した結果の反応が自分たちに帰ってくることで大きな自信(時には反省)が生まれます。
「自分のウクレレが誰かの役に立っているという気持ち」がその人の生活の張りとなって少し幸せになることができます。
女性中心の穏やかな集団に属することの意味を知る
定年退職して何か趣味をしようとか社会活動に参加しようとした場合、趣味や社会活動の集まりは女性中心のコミュニティーになっている事が多いです。
縦社会で生きてきた男性陣はその感覚を捨てきれずに女性中心のコミュニティーに身を置を置こうとするとうまくなじめない男性の方がいかに多いことか。
「僕は仕事で多くの女性職員をマネジメントしてきたから大丈夫」などと女性陣のまえで発言した段階で距離を置かれて居場所を与えられません。またウクレレなどの趣味のサークルで「俺のウクレレはすごいんだ」みたいな示威行為をしてもやはり居場所を与えてもらえません。私のサークルで入会してすぐに「僕はこんなサークルは主義に合わないので辞めます」といってくる男性は実は女性陣から穏やかに追い出されていることに気付かないのです。
穏やかでいつもニコニコ、女性陣に気配りと声がけを忘れずにいる男性はウクレレがちっとも上達しなくても穏やかな女性陣のコミュニティーの中で居場所を与えられ長くサークルに移籍することによってやがてウクレレも上達していきます。
男性の皆さん、定年後は女性中心の穏やかな集団に属することの意味を知りましょう
まとめ
いかがでしたか長々と書き連ねましたが、これからウクレレを始めようとする方は、まずは音楽に興味があり、音楽が好きだという前提があって以下のような7つの項目を頭の隅に置いていただければ楽しいウクレレライフが実現できますよ。「たたけよ、さらば開かれん」
1. 自分自身の将来像や目標をささやかに持てる人は上達します
2. ポジティブシンキングでいきましょう
3. 先入観にとらわれない。
4. 赤子の心で取り組む
5. 人と比較しない
6. 人とともに歩める人が上達します
7. 人前で演奏することをためらわない
8. 自分のウクレレ演奏に価値を見いだしたとき
9. 女性中心の穏やかな集団に属することの意味を知る
ウクレレをみんなで練習しましょう。そうすれば自然と上達しますよ
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